ルーラーズコインス店主のブログ

鑑定済アンティークコイン専門店 rulerscoins ルーラーズコインスの店主がコインや投資についてやや本音寄りで書いていきます。

自分の好みが全開になる魅惑のトーンの世界

 

 

皆様こんばんは。

最近本業が忙しかったのと前回の記事でアンティークコインについてかなり語った為少し間が空いてしまいましたが今回は私の趣味全開で銀貨のトーンについてお話していきたいと思います。

良かったらお付き合いくださいませ、それではいってみましょう~

 

 

 

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なんとも素晴らしい渋いトーンの入ったヴィクトリア女王のハーフクラウン銀貨ですね。

そもそもトーンはシンプルに言うと金属の表面に表れる錆のことなのですが貨幣が発行された当時の技術や材質、その金属が取れた土地に含まれている含有物によって様々な影響を受けそして長い期間を経てトーンになっていきます。

 

 

アンティークコインの世界ではトーンの良し悪しで価格が大幅に変わることがありますが元々希少なコインなのにさらにユニークで美しいトーンが加わることでオリジナリティが増しトーンがほとんどないコインと比べても買い手が付きやすくなりますし、特にコレクター要素が強いコインが好きな方にとっては喉から手が出るほど欲しいとなるわけです。

 

 

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ではどんな素材が使われたコインにトーンが生まれるのでしょう?

答えは金もしくはプラチナ以外のコインですね。中学校の理科の授業くらいまでさかのぼって貰えたらと思いますが金やプラチナといった金属は王水のような強烈な酸くらいしか反応しない為トーンが出ません。

 

 

それ以外のアンティークコインの素材によく使われてきた金属は銀と銅ですね。

どちらも酸化しにくい金属の部類なのですが長い時間が経つにつれゆっくりゆっくりと表面が酸化され特有のトーンが生まれてきます。

 

古代の人たちが昔から金銀銅を貨幣の素材に使用してきた背景にはピカピカの黄金色やあかがね色、黄金色と共存して取れ輝く白銀色の金属たちをすぐに認識したことや世界各地に鉱脈がありまとまって取れ、そして酸化しにくい為昔から貨幣として利用されてきました。

 

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ほんとに様々な国や地域でコインが作られましたが強度の問題や技術力、経済力や流通の面から大抵コインは純金属ではなく一定の割合で他の金属を含んでいました。

その為金貨でさえ微妙に色合いが変わってきます。しかしながらトーンを楽しむなら王道の銀貨ですよね。

 

 

 

どんな風に時を過ごして来たらこのような美しいトーンになるんだろうか?とほんとに思うくらい色んな色合いで楽しませてくれます。

 

まあ、百聞は一見になんとかということで値段もお手頃なモルガン銀貨のトーンの種類を分かりやすく紹介しているブログを発見致しましたので貼っときますね。

トーンコイン

 

 

いかがでしたでしょうか?かなりたくさんの種類がありますよね。

 

個人的にはブルー、レインボー、ブラックトーンなどが好きなのですが皆さんもぜひ自分の好みドンピシャのトーンが入ったコインを探してみてくださいね。そして良かったら私に自慢してください。(笑)

 

 

トーンの好み含めてコインを探してきてほしいといった個別の相談にもLINE公式アカウントやメールにて承っております。

自分でのんびり探すのも良いでしょうし私のような色んな所から探してくることが出来る業者に頼むのも良いと思います。

 

皆さんにコインを通じて素敵な縁があることを祈っております。

それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。ではまた次回よろしくお願い致します。

 

 

 

 

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